ギャラリー桜林「SWING -SPRING2018」
0296-74-3000
住所 / 〒309-1634 茨城県笠間市福原2006
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ギャラリー桜林「SWING -SPRING2018」
SWING - SPRING 2018 -
青原恒沙子、青山果歩、桶本理麗、南裕里子 / グループ展
2018年3月21日(水・祝)- 5月20日(日)
オープニングレセプション:2018年3月21日(水・祝)13:30-16:00
後援:一般社団法人笠間観光協会
Press Release
ギャラリー桜林では2018年3月21日(水・祝)より、「 SWING - SPRING 2018 - 」
を開催いたします。今回の展覧会はギャラリー桜林のセレクション新進作家4名、青原恒沙子、青山果歩、桶本理麗、南裕里子 によるグループ展になります。
ギャラリー桜林(おうりん)のネーミングの由来でもあり、新たなるシーズンの始まりである<春>の企画展として、若く展示経験の比較的少ないフレッシュで新たな感覚や可能性を感じる若手新進作家を独自にセレクトし、展示スペースを提供します。この展覧会を通じて新進作家が本格的な展示経験を学び、発掘や育成に貢献することで、広く皆様方に作家をご紹介する場となればと開催するに至りました。
それぞれの作家は、タイトル名「SWING」のように、新しい時代を駆け出し、跳ね上がるかのごとく、新鮮な個性を表現致します。ITデジタル化が進むこの時代において、新時代をSWINGする個々のオリジナリティを是非ご高覧いただきますようお願い申し上げます。
作家紹介
青原恒沙子 / AOHARA Hisako
1993 広島県生まれ
2013-2014 ハノーバー専科大学(ドイツ)交換留学
2015 広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻 卒業
2017 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程 修了
2017 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻博士後期課程 入学
広島県在住
個展
2017 「Camera Obscura(暗い部屋)」ギャラリー交差611、広島
2016 「It’s already far away」7Tgallery、大邱、韓国
「Gセレクション 遠い風景」galleryG、広島
グループ展
2018 「SWING - SPRING 2018 -」 ギャラリー桜林(常陸国出雲大社)、茨城
2017 「公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第26回奨学生美術展」佐藤美術館、東京
「光 ー 身近に潜む科学とアート ― 」東広島市立美術館、広島
「 虹 」広島芸術センター、広島
「広島市立大学第20回卒業・修了作品展」広島市立大学、広島
2015 「- theo(ー)rein -」広島芸術センター、広島
2014 「PUNKT」 studio of Edin Bajric、ハノーバー、ドイツ
「How to look at it」Konnerktor、ハノーバー、ドイツ
受賞歴、助成
2017 広島市立大学第20回卒業・修了作品展 優秀賞
2016 公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第26回奨学生
2013 ハノーバー専科大学(ドイツ)交換留学生
本展で展示する作品は、新作シリーズとして、「森」をモチーフに絵画制作を行った。昨年の夏に訪れたドイツのハノーバーの自然公園の中で撮った写真をもとに描かれている。
森は、木の集合からなっている。その木の根元には多くの虫や木の葉がまた広い世界を作っている。さらに近くに寄ってみると、南方熊楠の追い求めたような粘菌の世界が広がる。視点が遠ざかっても、近付いても、同じだけ何かが寄り集まった複雑な世界が広がるのである。
近くて、遠い、そんな多様な距離の行き来を意識して、木々の重なりの作り出す複雑な風景を撮影し、その写真を元に中心の存在しない、模様のような図像を描き出した。(青原恒沙子)
Landscape I 2017年 パネル、ミクストメディア 130.3 x 170 cm © AOHARA Hisako
青山果歩 / AOYAMA Kaho
1994 茨城県生まれ
2017 茨城大学教育学部情報文化課程アート文化コース 卒業
茨城県在住
グループ展
2018 「SWING - SPRING 2018 -」 ギャラリー桜林(常陸国出雲大社)、茨城
2017 「ROOTS-17」笠間の家、茨城
「茨城大学教育学部美術科卒業研究展」 茨城県立県民文化センター、茨城
2016 「島流し」 石川ビル、茨城
「DRAWING TEN」 デザインフェスタギャラリー、東京
2015 「ぼんのう展」 ハーモニーホール、茨城
日用品とペインティングの関係性について制作しています。
その中でも特にカップについて、プリントされたイメージはキャンバスに描かれたイメージと同じようには扱われません。それらの明確な境界線はありませんが、さまざまなメディア、手法を使って探っています。
今回の展示では、既製品のカップを割り、カップとしての役割を奪いペインティングの材料として使用しました。色や形などの制限もあることで、より実験的な制作となりました。(青山果歩)
Floating on the water 2017年 キャンバスにアクリル絵具、陶器製カップの破片 27.5 x 19 cm © AOYAMA Kaho
桶本理麗 / OKEMOTO Riri
1994 北海道函館市生まれ
2018 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース 卒業
山形県在住
グループ展、参加イベント
2018 「SWING - SPRING 2018 -」 ギャラリー桜林(常陸国出雲大社)、茨城
「東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展」東北芸術工科大学、山形
2017 「大森靖子MUTEKI弾き語りツアーin山形若宮寺」若宮寺、山形
2016 音楽イベント「ドワチャライクvol.3」hope、山形
2015 「ハッピー展」東北芸術工科大学、山形
音楽イベント「ドワチャライクvol.2」hope、山形
「水と油」東北芸術工科大学、山形
「くいもの展」ほくせんギャラリーivory、北海道札幌市
2014 「アイマイホログラムー私たちの中に潜むgirl―」 Galley Conceal Shibuya、東京
受賞歴、助成
2018 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 優秀賞
2012 道展(do-ten)U21 北海道教育長賞
一人ひとりが持つ価値観は、場所や言語に由来する。それらの違いによって起こる様々な齟齬(そご)は時に「面倒」を引き起こすが、それがあるからこそ守られるものも多い。
作品制作における素材や技法の選択が価値観を断定する行為であるなら、わたしは相反するものを隣り合わせた景色が見たかった。あらゆる価値観を同時に肯定することは面倒だ。しかし、その「面倒」をこそ大切にしていきたい。(桶本理麗)
from 2018年 ミクストメディア 272.7 x 727.2 cm © OKEMOTO Riri
南 裕里子 / MINAMI Yuriko
1994 愛知県生まれ
2018 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース 卒業
山形県在住
グループ展
2018 「SWING - SPRING 2018 -」 ギャラリー桜林(常陸国出雲大社)、茨城
「東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展」東北芸術工科大学、山形
「金谷美術館コンクール2017」 金谷美術館、千葉
2017 「山形で生まれる日本画展」 悠創館、山形
「トリエンナーレ豊橋 第七回星野眞吾賞展」 豊橋市美術博物館、愛知
2016 「箱の中の箱の中の箱の中の箱」 東北芸術工科大学、山形
2015 「美少女展」 ギャラリー永谷、東京
「宇宙展」 東北芸術工科大学、山形
受賞歴、助成
2018 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 優秀賞
2017 金谷美術館コンクール2017 銀賞
国際瀧冨士美術賞 第38期奨学生
第7回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 入選
人間同士の信頼と時間の共有をテーマに描きました。美容室、理容室の多い山形で一つの店を選ぶ時、自分に合った性質、居心地の良さが選ぶ基準になります。そう選択した自分と美容室、自分と美容室の時間の共有は、信頼から生まれているものです。その本質には人は一人でありながら一人では生きていけない人間の矛盾が生じています。この営みは今でもこれからも人間の宿命のように思います。(南 裕里子)
床屋 2018年 岩絵具、水干絵具、銀箔、石材、和紙 194 x 259 cm © MINAMI Yuriko
オープニングレセプションの様子