ギャラリー桜林「現代ガラスアート展 魂のかたち」

宗教法人 常陸国出雲大社

0296-74-3000

住所 / 〒309-1634 茨城県笠間市福原2006

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ギャラリー桜林「現代ガラスアート展 魂のかたち」

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現代ガラスアート展

魂のかたち

 

朝倉祐子、川辺雅規、高木基栄、廣瀬絵美、ホンムラモトゾウ

2017年7月22日(土)- 9月10日(日)

 

 

常陸国出雲大社ギャラリー桜林では、7月22日(土)よりギャラリー桜林主催現代ガラスアート展「魂のかたち」を開催致します。

本展は、朝倉祐子、川辺雅規、高木基栄、廣瀬絵美、ホンムラモトゾウの5名の作家によるガラスアート作品を展示・販売いたします。

ガラスは出雲大社の歴史にも古くからかかわり、勾玉の代わりに69連の富貴玉(吹きガラス)をつくり天皇への献上品としたとされます。また当社境内にもガラス工房を設けており、このたび現代ガラスアートの世界を牽引する日本人ガラス作家をご紹介する企画展を開催する運びとなりました。

5名の作家は、高温で熔解するガラスを巧みに操り、吹く・膨らませる・伸ばす・つなげる・流し込み形づくる等さまざまな技法を用いて制作いたします。それぞれの思いや葛藤など過去・現在・未来へと続く時の中で、その一瞬に魂を吹き込ませるガラス制作は、正に神秘的な「魂のかたち」づくりと言えるでしょう。

弊ギャラリーでは昨年のオープン以降、日本人作家によるガラス作品の展覧会は初めてとなります。

この機会にどうぞご高覧いただき、またご紹介いただければ幸いです。

作家紹介

 

 

朝倉祐子 / ASAKURA Yuko

1996 横浜出身

ガラス作家 母 朝倉節子の助手としてガラスアート制作に従事

2009年頃から独自の作品制作を開始

2010 ピルチャックグラススクール、シアトル

展示歴

2010 「朝倉節子・祐子ガラス展 編み・繋げる親子展」相鉄ギャラリー、横浜

   「The Corning Award」ピルチャックグラススクール、シアトル

2011 「朝倉節子・祐子ガラス展」高島屋、横浜

2012 「第5KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展」黄金埼クリスタルパーク、静岡

   「第5回現代ガラス展in山陽小野田」おのだサンパーク、山口

2015 「'15日本のガラス展」代官山ヒルサイドテラス、東京

2016 「ジルウサ ランプワーク展2016HARIO、東京

受賞歴

2012 「第5KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展」入選

   「第5回現代ガラス展in山陽小野田」入賞

2015 「'15日本のガラス展」公募部門大賞

2016 「ジルウサ ランプワーク展2016」 協会賞

パブリックコレクション

常陸国出雲大社

 

硬質ガラスを酸素バーナーで溶かし、枠をつくり徐々に大きくプラモデルの様に造形し、細かな花びらのパーツも制作します。ガラスの持つ繊細さ優美さを重ねる・透かし・隠しながら表現します。

「めばえ」~ジルウサ ランプワーク展2016 協会賞、2015日本のガラス展 公募部門大賞受賞作品「氷点」(常陸国出雲大社蔵・ギャラリーBOXにて展示中)

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a woman in red 2017年 ガラス 38×38×62cm ©ASAKURA Yuko

 

 

川辺雅規 / KAWANABE Masaki

1971 栃木県佐野市生まれ

1990 栃木県立佐野高等学校 卒業

1997 明星大学日本文化学部生活芸術学科 卒業

1997~07 金津創作の森ガラス工房-Ezra Grass Studio- 、福井

2007~09 Edols Elliott、オーストラリア

2010~13 富山ガラス造形研究所

2013~16 富山ガラス工房

2016 ガラス工房 Izumo 設立

現在 ガラス工房 Izumo代表

展示歴

2017 「地元若手作家8人展 -これからのカタチ-」一畑百貨店松江店、島根

2016 「アートフェア東京」東京国際フォーラム、東京

   「硝子展 -夏迎えの展示会-GALERIE青鞜、広島

2015 「グラスアート7人展」ギャルリー小川、山口

2014 「現代ガラス作家5人展」ギャルリー小川、山口

   「川辺雅規ガラス作品展」ギャラリーもみの木、栃木

2013 「川辺雅規ガラス展『包み込むかたちの中へ…』」現代工芸藤野屋、栃木

2012 「第3回現代ガラスの新世界」東部池袋、東京

2011 「川辺雅規ガラス作品展 ~Cocoon~」ギャラリー穂堂、東京

2010 「現代ガラス作家4人展」ギャルリー小川、山口

2007 「酒生展 ~陶磁器とガラスの文化交流展~」日本ギャラリー、NY

2006 「北陸の作家たち『グラスワークス 2006 ~眼差しの行方~』」富山市民プラザ、富山

2004 「北陸のガラス展」DAIWA、金沢

2002 「第1回金津創作の森 北陸のガラス展」金津創作の森、福井

受賞歴

2016 島根県総合美術展 知事賞

2015 アートフェア富山2015 ガラス部門特別賞

2014 2014伊丹国際クラフト展 白雪賞

   EWAA (East-West Art Award) 2014, finalist(イングランド)

2012 第5回現代ガラス展in山陽小野田 土屋審査員賞

   第8回富山市美術展2012 大賞

2010 越中アートフェスタ2010 優秀賞、北日本新聞社賞

2009 第4回現代ガラス展in山陽小野田 大賞

   Ranamok Glass Prize, Finalist(オーストラリア)

2008 第3回 ガラス大賞展・富山2008 奨励賞

2006 第60回 栃木県総合芸術祭美術展 奨励賞

2005 金沢ONEわん大賞2005 優秀賞

   第2回 川崎現代ガラス展 奨励賞

2004 第2回 現代ガラス展in小野田 優秀賞

   Glass Craft Triennale 2004 伊丹準大賞

   2004伊丹国際クラフト展 白雪賞

   あわら市誕生記念 酒の器展 審査員特別賞

パブリックコレクション

きららガラスミュージアム

金津創作の森

富山市

山陽小野田市文化会館

常陸国出雲大社

 

過去の記憶、現在そして未来へと羽化を待つ「繭」のようにその時や瞬間の思いを作品に刻みます。スウェディッシュオーバーレイ、バブルオーバーレイと呼ぶ色を外側に被せる技法を用い、積層した色ガラス(白)を研磨することで色の層をつくります。吹きガラスだけでは出来ない表情の作品を制作しております。

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キヲクの狭間で 2008年 ガラス 80×17×10cm ©KAWANABE Masaki

 

 

高木基栄 / TAKAGI Motohide

1984 愛知県出身

2007 愛知県教育大学 卒業

2010 富山ガラス造形研究所 卒業

2013 金沢卯辰山工芸工房 修了

展示歴

2018 「北陸のガラス作家たち -多様化するガラス造形-」富山市ガラス美術館

2014 「美の予感2014」東京、名古屋、大阪、京都、高島屋

2013 「20億光年の孤独」アートグミ、金沢

2012 「高木基栄 ガラス展」クラフト広坂、金沢

受賞歴

2015 「世界工芸コンペティション・金沢2015 現代創意賞

2012 「現代茶湯アワード弐〇壱弐 グランプリ

2011 「石川の現代工芸展金沢」金沢21世紀美術館 大賞

 

ガラスや工芸、世間の流れ、何かに対する疑問や怒り・反抗心など言葉にできない精神の肖像を造形します。吹きガラスにより制作された様々な形のガラスパーツを複雑に組み合わせて表現し、精神分析の心の形をリアル化した様なものやまるでアメーバ細胞、未知の生物を感じさせるミステリアスな作品などで今注目されています。

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硝像 -精神分析- 2017年 ガラス 78×48×33cm ©TAKAGI Motohide

 

 

廣瀬絵美 / HIROSE Emi

1990 富山県富山出身

2011 秋田公立美術工芸短期大学産業デザイン学科プロダクトデザイン分野 卒業

2013 富山ガラス造形研究所 卒業

2016 富山ガラス工房 所属

展示歴

2017 「life-worldALEXANDER TUTSEK-STIFTUNG、ドイツ

   「アートフェア東京2017」東京国際フォーラム

   「廣瀬絵美 個展」岩田屋本店、福岡

2016 「三つ眼展」COMAGOME 1-CAS、東京

   「四つの硝子模様展」ギャラリー Tokino Shizuku、東京

   「海の雫=海の青」ジェイアール京都伊勢丹、京都

   「EMI HIROSE GLASS SOLO EXHIBITIONElektrokardiogramm、岡山

2015 「第79回東京インターナショナル ギフトショー」東京ビックサイト

受賞歴

2016 アートフェア富山 協賛企業賞受賞

2014 金屋町楽市 金屋町楽市賞

2013 国際ガラス展金沢2013 入選

2012 第8回富山市美術展 奨励賞

越中アートフェスタ2012 佳作

52回日本クラフト展 入選

パブリックコレクション

ALEXANDER TUTSEK-STIFTUNG、ドイツ

富山市立広田小学校

富山市医師会看護専門学校

 

高熱で溶かしたガラスをコンクリートの地面に細く長く時には丸く、ガラスが重力の赴くままに約数百本制作し、そのガラスパーツを接着や再び熱で溶着し絵画の様にパネルを用いて作品を形成します。それぞれの作品は作家のインスピレーションの感覚がそのまま造形されており、「Bloominng step」、「オトノオト I」は音が奏でるリズムや波動をイメージし制作されております。

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Bloominng step 2014年 ガラス、木製パネル 60×5×60cm ©HIROSE Emi

 

 

ホンムラ モトゾウ / HONMURA Motozou

1957 東京都出身

1982 東京芸術大学油画科卒業

1988 東京芸術大学大学院後期博士課程修了

1988-90 東京芸術大学美術学部油画科助手

1990 近畿大学文芸学部専任講師就任

2006 近畿大学文芸学部教授就任

日本ガラス工芸協会理事

 展示歴

2017 「ガラスの波紋展」新宿小田急百貨店

   「現代ガラスの表現者展 VO.4」 阪急百貨店、梅田

2016 「国際ガラス展・金沢」

   「現代ガラスの表現者展 VO.3」 阪急百貨店、梅田

2015 「現代ガラスの表現者展 VO.2」 阪急百貨店、梅田

   「第29回個展」三越百貨店、高松

   「´15日本のガラス展、代官山ヒルサイドテラス」他 JGAA

2014 「第28回個展」横浜高島屋、横浜

   「現代ガラスの表現者展」阪急百貨店、梅田

2013 「第25回 個展」三越百貨店、高松

   「第26回 個展」阪急百貨店、梅田

   「第27回 個展」三越百貨店、福岡

   「近畿大学造形芸術専攻展」アベノハルカス、大阪

   「ガラスの波紋展」三越百貨店、日本橋JGAA エスキース展

   「JGAAのお年玉展」あいんギャラリー、東京

2012 「12日本のガラス展」代官山ヒルサイドテラス・黄金崎ガラスミュージアム他

   「JGAA ガラス小品展」

2010 「第21回 個展」阪急百貨店、梅田

   「第22回 個展」一畑百貨店、松江

   「第23回 個展」三越百貨店、福岡

2011 「第24回 個展」横浜高島屋、横浜

2009 「第18回 個展」横浜高島屋、横浜

   「第19回 個展」+Dギャラリー、恵比寿

2008 「第15回 個展」一畑百貨店、松江

   「第16回 個展」+Dギャラリー、恵比寿

   「第17回 個展」阪急百貨店、梅田

   「08日本のガラス展」東急本店・黄金崎ガラスミュージアム

   「二人展」Gallery Artim、フランス、ストラスブール

2007 「第14回 個展」横浜高島屋、横浜

2006 「東武百貨店・春の絵画展」

   「第12回 個展」一畑百貨店、松江

   「第13回 個展」阪急百貨店、梅田

   「LAIYER of WARDS展」ベルギー

2005 「05日本のガラス展」東急本店・黄金崎ガラスミュージアム

2004 「東京芸大のガラス作家たち展」芸大列館

2002 「現代ガラス展」能登島

2001 「グラスクラフト・トリエンナーレ2001

2000 「第7回国際モザイク展」イタリア

1998 「現代ガラスの美展」

1992 「第4回国際モザイク展」

1979~ 「第1回~10回個展」東京、横浜、名古屋、大阪、松江

壁画・造形制作

2014 新竹市地方裁判所エントランス、キャストグラスによるアートワーク、新竹市、台湾

2009 モザイク壁画・アートワーク、アフラックペアレンツハウス大阪、大阪、

2005 モザイク壁画、鹿島台町庁舎、宮城

2004 モザイクモニュメント、王寺駅前アートワーク、奈良

1997 ガラス造形、明石市立天文科学館、兵庫

1993 ステンドグラス・ガラスレリーフ、浅井町立図書館、滋賀

   床モザイク、八日市市駅前公園、滋賀

1992 モザイクモニュメント、彦根市荒神山公園、滋賀

1990 モザイク壁画、一宮市多可木緑道公園、愛知

1980 床モザイク・ステンドグラス、岩崎博物館、横浜

 

身の回りで起こるコトガラからインスピレーションを得てイメージスケッチし、ガラスに人の生きた証や記憶の断片を映します。素材の美しさや技巧というよりは、現代社会の問題やメッセージを訴えた制作をされております。850度の炉内でガラスは熔け型に流れ込み、色と色がぶつかり混ざり合い新たな色彩が生まれます。そして冷却されたガラスを型からはずしてゆくと未知なる発見が生まれます。国際ガラス展・金沢2016出展作品「箱舟」は、溺死したシリア難民の子供を抱きかかえる兵士の映像からインスピレーションを得て、外形は文明を、内部は現代が抱える問題を表しています。

2015日本のガラス展JGAA賞受賞「風の街」(常陸国出雲大社蔵・ギャラリーBOXにて展示中)

ホンムラモトゾウ「箱舟」

箱舟 2016年 ガラス(キルンキャスト)、油彩 80×18×24cm ©HONMURA Motozou

 

オープニングレセプションの様子

 

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