平成最後の夏のみたままつり

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平成最後の夏のみたままつり

社務所ブログ

2018/08/28 平成最後の夏のみたままつり

 

去る8月15日18時より、夏のみたままつりを催行致しました。

報告が遅くなってしまい申し訳ありません。

 

巷では「平成最後の」という言葉が流行しているそうで…。

言われてみれば、平成最後の夏のみたままつりだったな、と少し寂しさすら感じる今日この頃です。

 

 

さて本年は、昨年を大きく上回る350名の方にご参列頂きました。

受付や駐車場のご案内が大きなトラブルもなくスムーズに完了したのも、皆様のご理解、ご協力あってのものです。

夜という時間帯にも関わらず、はるばるお越し下さり誠にありがとうございました。

 

代参(当日の参列が叶わない方のお申込み)も含め、

毎年お申込みが増えております事、恐悦至極に存じます。

「夜は運転が不安で…」「遠方なので帰りが遅くなるのはちょっと…」というお声があることも

職員内で周知しております。

ご事情があり、参列の叶わなかった方には、当日の様子が少しでも伝われば幸いです。

 

 

 

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当日はみたままつりの風物詩とも言えます、

皆様よりご奉納頂いた提灯に明かりを灯し、ご先祖様をお迎え致しました。

 

この提灯の明かりは皆様からご先祖様への慰霊のまごころであると同時に、

ご先祖様がこちらへ帰ってくるための道しるべ・しるしとなります。

 

提灯の裏面には住所や会社名・お名前をお記しして御座います。

お申込の際よく質問を受けますが、

記入する住所やお名前は、故人様のものでも、お申込者様のものでも、

「○○家」でも構いません。お気持ちで決めて頂いております。

 

また、一度お申込み頂いた提灯は、翌年以降も可能な範囲で取り付けております。

その年の新規のものを最優先とし、残りのスペースに近年の提灯を使用致します。

取り付け可能な総数よりはみ出る古い年度のものは飾ることができません。

「一度申し込んだのち、〇年間」と、飾る年数を決められるわけではなく、

その都度変動致しますので、ご理解頂けますと幸いです。

 

 

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皆様にご記入・ご提出頂いた霊札(れいさつ)は神前にお祀りし、

祭事中にご先祖様が宿る依り代となりました。

 

参列・代参にかかわらず、この「霊札」のお申込みが一番多いです。

「みたままつりって良くわからなくて…」という方をはじめ、

先ず第一にお勧めしているものです。

 

 

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玉串拝礼は、玉(霊)串を以て神様のみたまとつながり、祈りを捧げる意味を持ちます。

何気なく周りの方と同じことをしているようでも、玉串を捧げることは、

大国様や、お一人お一人が今日お迎えしたご先祖様とつながる特別なひとときとなります。

 

 

 

 

そして「みたまむすびの霊行(れいぎょう)」。

こちらも夏のみたままつりのみ執り行われるものです。

明かりをすべて消し、夜の静寂の中で鈴を振るいます。

写真が実際に使用している鈴です。

お一人ひとつずつお持ち頂き、全員で一斉に振るいます。

 

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「みたまむすび」という名称にもあるように、

ご先祖様のみたまと私たちのみたまをむすぶ意味があります。

 

鈴を振るう事は「魂を振るう」ことに通じ、

その音には邪気を払う力があると言われています。

みたま様を清め安らかに鎮めるための行事として続けて参りました。

 

動画は短縮しておりますが、実際はもっと長い時間、鈴の音を響かせています。

 

 

 

 

 

祭典終了後、ご希望の方へ御幣(ごへい)を授与致しました。

こちらはご先祖様のみたまの安寧を祈り、一年間大切にお祀り下さい。

 

 

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代参で御幣を希望された方への郵送も完了しております。

準備には注意を払いましたが、もしお手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、

お手数ですがご一報くださいますよう、お願い申し上げます。

 

 

 

 

当社の年間祭事の中で最大規模となりました夏のみたままつりも、

お陰様で無事に終了致しました。

神社で先祖供養というとピンとこない方も多いかと思いますが、

大国様の「縁むすび」とはご先祖様の魂と私たちを「むすぶ」力も含めております。

 

あなたの中で、「縁むすび」という言葉のイメージが少し変わりましたでしょうか。

 

 

 

年々ご参列が増えていることを考慮し、来年は14日・15日の2日開催も検討しております。

あくまで「検討中」では御座いますが、より多くの方に、心地よくご参拝頂けるよう尽力する所存です。

 

 

長くなりましたが、お付き合い頂き、ありがとうございました。

 

 

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