この度の伊藤公象先生の悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

ご生前は、まだ数十年前に、当社境内にていち早く宗教と芸術の融合するこの空間に共感され、先生の作品の展示を行なっていただきました。

まだ境内にはアートギャラリーなど存在しない頃でしたが、様々な異業種とも積極的にコラボレーションされ、その新しく革新的で挑戦される姿勢には大いなる敬意を表します。

その後、時が経ち「ギャラリー桜林」創設となる２０１６年には、初の親子展である「伊藤公象 / 伊藤遠平　いきもの・はどう」展を開催していただきました。その時の展示を手伝うスタッフに、優しい笑顔と言葉を掛けてくださっていたのが思い出されます。

昨年の御鎮座３０周年記念事業にてご造営されました新社務所では、公象先生の作品「ツチムシ」が常設展示されており、病状がご快復された折りには、ぜひご覧いただければと思っておりましたので、大変残念でなりません。

ご遺族の皆様には、慎んでお悔やみを申しあげますと共に、故人様の安らかなご永眠を心よりお祈りいたします。

令和６年７月１３日