彫刻家 森 淳一 展 開催のお知らせ

宗教法人 常陸国出雲大社

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彫刻家 森 淳一 展 開催のお知らせ

新着情報

2024/07/26 彫刻家 森 淳一 展 開催のお知らせ

《trinity》 2011 木、タグアナッツ 164 x 84 x 74 cm
©MORI Junichi Courtesy of Mizuma Art Gallery Photo by MIYAJIMA Kei

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森淳一 展 / 常陸国出雲大社コレクション

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2024年 8月1日 (木) 〜 2025年 7月31日 (木)

常陸国出雲大社山鬼ホール

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常陸国出雲大社では 2024 年 8 月 1 日(木)より、「森淳一 展 / 常陸国出雲大社コレクション」を開催いたします。彫 刻家の森淳一は 1965 年長崎県生まれ。1996 年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了、現在は東京 藝術大学美術学部彫刻科教授。 これまでに、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた水や泡、髪の毛の素描をもとに、大理石や柘植(つげ)の木を用いて制 作した一連のシリーズや、故郷の長崎で起きた原爆をテーマとする作品等を制作してきました。

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本展で展示をしております立像作品 《trinity (トリニティ)》 は、2011 年にミヅマアートギャラリー(東京)で開催した 「trinitite (トリニタイト)」という展覧会で初めて発表されました。 森がこれまでに発表した木彫の中で最も大きな作品となる本作は、ある写真集の表紙に写されていた「三位一体像」に 惹かれ、制作に至りました。 胴体内部は、外見の重厚で威厳のある佇まいからは想像ができないほどの軽さに至るまで彫られ、また、繊細に彫り抜 かれた顔の内部は光と影が交錯し、モチーフとなった三位一体像とは異なる新たな表情を与えられています。その 猛々しくも繊細な姿は、新たな“イコン”のようでもあります。

素材を驚異的なまでに彫りこむことで生まれる、光と影の隙間で微かに存在しているかのようなその繊細さと緊張感は、 森の作品に美しさと同時に、ある種の異様とも言える存在感を与えています。

先の「trinitite」とは、1945 年にアメリカで行われた人類初の核実験、“トリニティ”実験の際に生成された人工鉱物の名 称を指します。この実験で使用された爆弾と同系のものが同年、長崎に投下されました。 長崎に生まれ育った森にとって、原爆は決して歴史の中の事件ではなく、目を逸らすことのできない現実として常に彼 の傍らに影のように存在し、影響を与えてきました。 森淳一は、木彫だけでなく、セラミックや写真、平面作品と様々なアプローチから原爆の手触りを手に入れ、体感しよう と試みています。

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本展は、《trinity》を中心とし、これまでの森淳一の当社コレクション作品を一堂に公開する貴重な機会となります。約一 年間にわたる常設展示となりますので、ぜひご参拝の際に、ゆっくりとご高覧を賜れましたら幸いです。

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森淳一プロフィール.pdf

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森淳一 展 / 常陸国出雲大社コレクション
会場:常陸国出雲大社山鬼ホール
会期:2024 年 8 月 1 日(木)〜2025 年 7 月 31 日(木)
定休日:毎週水曜日 ※祭事により変更がございます。最新情報をご確認下さい。 公開時間: 9:30〜15:00

入場無料
主催:常陸国出雲大社 / ギャラリー桜林 協力:ミヅマアートギャラリー


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常陸国出雲大社「山鬼(さんき)ホール」は、御鎮座30周年記念事業として、社務所内部に造営されました。 こちらのホールでは、当社アートコレクションの公開展示をはじめ、文化・芸術振興としてさまざまなイベントを開催予定です。皆様にはこれまで以上 に芸術と宗教の融合性を、大国主大神のお膝元で体現していただく、全国に類を見ない稀有な空間となっております。ご参拝に併せて、今後ともど うぞご注目いただければ幸いです。

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作品画像掲載及びお問い合わせはこちらまでご連絡ください。

担当:ギャラリー桜林 石橋・中野
Tel/Fax:0296-71-6700 e-mail:ohrin@izumotaisha.or.jp


〒309-1634
茨城県笠間市福原2006番地
電話 0296-74-3000
開門時間 8時~17時
御守・朱印 9時~16時半
定休日 なし

 

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