当社は、平成四年十二月四日に島根県出雲大社のご祭神「大国主大神(大国さま)」に鎮座いただき、令和４年に３０周年の節目の年を迎えます。

平成二十三年の東日本大震災の被害を乗り越え、翌平成二十四年に齋家・崇敬会信者一丸となって二十周年事業及び復興事業を果たして参りました。

平成二十五年には出雲大社「平成の大遷宮」も順調に達成奉祝し、翌平成二十六年九月には出雲大社教より完全独立を果たし、「宗教法人・常陸国出雲大社」として新たな神道(かみのみち)を歩み始めました。

日本人の独自性を根底に、民俗の奥底に受け継がれている巨木文化の継承、大地と共に神魂(かも)し出される祖先の魂、全ての人々に注がれる御親大神のご神慮の姿を形にして参りました。

令和5年5月の記念大祭を迎えるにあたり、更に境内整備を始め、社標柱の建立、薬神神社の清美、終の住処(永遠の苑)、大しめ縄の掛け替え、新社務所の造営を執り行い、霊園に加入された齋家様を始め、崇敬会、御参拝の皆様と共に時の流れに取り残される事無く、精進を重ねて参りたいと存じます。

何卒、趣意に格別のご理解とご賛同を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

令和元年五月吉日
常陸国出雲大社宮司　　高橋正宣

総代　　飯田繁総

大森正武
三井周次郎

権宮司　　高橋正重

※当初、令和4年10月16日を記念大祭の日として予定しておりましたが、諸般の事情により令和5年5月21日に変更し、無事におつとめいたしました。